Jul 23, 2011
広報Web制作はいかが
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Amazon の Kindle Fire は、11月15日に届けられる。企業 IT 部門はその準備を開始しなければならない。
モバイル管理会社 BoxTone の 最高マーケティング責任者 Brian Reed 氏は次のように語る。
「Kindle Fire の利用に関する企業方針を策定しなければならない。それも今すぐに、だ。Kindle Fire は、従来の Android タブレットとは全く異なった製品だから、十分な準備が必要だ」
Kindle Fire のプレオーダーは、最初の5日だけで25万台を超えた。これからクリスマス商戦に向けてのマストバイ商品となるだろう。問題なのは、その Kindle Fire が数10万台の単位で(場合によっては数100万台の単位で)企業に持ち込まれ、企業ネットワーク内のデータにアクセスするという点だ。
ネットワークモニタリング
専門家からの最初のアドバイスは、ネットワークモニタリングシステムを用意し、Kindle Fire の活動を監視することだ。これで、問題が起きたときの準備ができる。
ネットワークコンプライアンスとトラフィック管理企業 Log Logicsaid の Bill Roth 氏は次のように語る。
「企業は、従業員が Kindle Fire を職場に持ち込み、企業ネットワークにアクセスすることを受け入れなければならない。禁止したところで、持ち込みを止めることは無いだろう。ログ管理等を利用して、ネットワーク上の全てのデバイスの行動を把握する必要がある」
一方、一部の専門家は、Kindle Fire のセキュリティ懸念は他の Android タブレット端末と同一のもので、これまで Android デバイスの利用を許可してきた企業であれば、特に心配する必要は無いという。Kindle Fire は、Android 2.3という成熟したバージョンのOSを使用しているから、というのがその根拠だ。
だが、その考えは間違っている。
新 Web ブラウザ Silk
Kindle Fire は Web アクセスに新しいブラウザを提供する。「Silk」と呼ばれるこのブラウザは、これまでにない全く新しいタイプのモバイルブラウザだ。「クラウドアクセラレーション」機能が搭載されており、Web ページのレンダリングをクラウド内で行うことで高速な閲覧を可能にしている。また、利用者が特定のコンテンツに頻繁にアクセスすることが分かっている場合には、利用者の行動を先読みしてそのサイトを予めキャッシュする「先読み機能」も充実している。Amazon はこれで、これまで以上に利用者のオンライン行動を知ることができるだろう。
ブラウザが高速になるのは、一般利用者にとっては好ましいことだ。だが、企業にとっては手放しには喜べない。Silk の動作が企業ネットワークにどのような影響を与えるかは、現時点ではわかっていないからだ。Citrix Systems の 主任セキュリティ戦略担当者である Kurt Roemer 氏は次のように語る。
「Kindle Fire のセキュリティ課題は、まだはっきりしていない。だが、Silk ブラウザーが最大の懸念となることは間違いない」
Roemer 氏は、Amazon が既存の Android ブラウザー採用を拒否したことに驚いたと言う。
「Amazon には、そうしなければならない理由があったのだろう。だが、これで Amazon はセキュリティー懸念に対応しなければならなくなった」
新しいブラウザーは、常に新たなセキュリティー懸念を引き起こす可能性を持って登場する。ブラウザが独自のデータ処理技術を持っている場合はなおさらだ。Kindle Fire の利用を企業で許可するかどうか評価する際には、Silk の検証により多くの時間を割く必要がある。
Amazon クラウド
Kindle Fire には、Amazon クラウドへのアクセス機能が組み込まれる。IT スタッフは、Amazon クラウドへの企業ファイルやデータの保存を禁止するべきだ。Amazon クラウドにデータを保存した場合、データ保護は Amazon のセキュリティ基準で実施される。だが、その基準は、企業によっては十分ではない場合がある。
Amazon Appstore for Android
企業利用の観点からみると、Kindle Fire には欠点ばかりが目につく。だが、ひとつだけ大きなメリットもある。Kindle Fire のアプリは、「Amazon Appstore for Android」からしかダウンロードできないという点だ。Android マーケットプレイスや、ネット上の何百もの怪しげな Android アプリストアからではない。Reed 氏は次のように語る。
「これはすばらしい進歩だ。Amazon は、 Apple の App ストアのような、管理された環境を生み出そうとしている。企業 IT は支持するだろう」
このシステムの不都合な点は、他の Android デバイスのように、企業 IT が Kindle Fire に直接アプリをプッシュすることができないということだ。だが、メリットも大きい。不正な Android アプリストアは、デバイスへのマルウェアの主要な流入源となっている。アプリのダウンロードがすべて Amazon 経由になれば、Android デバイスのセキュリティ向上へ向けての大きな一歩となる。
結論
好むと好まざるとにかかわらず、Kindle Fire はもうじき企業ネットワークのドアをたたく。Reed 氏は「方針を決めなければならない」という。そう、企業 IT はそうしなければならない。それも、今すぐに。
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