Dec 29, 2010

若ければホンファルウル思っています

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 建設の是非を検証中の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)について国土交通省関東地方整備局が9月に公表した「ダム建設が最良」との検証結果に対し、検証作業にかかわった専門家から「ダム建設ありきだった」との批判が出ている。民主党政権は事業の必要性を予断なく検討するとしてきたが、「国交省のお手盛り」との指摘もあり、検証の手法が問われそうだ。(2面に関連記事)

 「なすべき計画が先にあって、それを根拠に決めている。(自分たちに)依頼する必要があったのか」。日本学術会議の検証に関する分科会委員を務めた京都大学の谷誠教授(森林水文学)は8月下旬、国交省に質問状を送った。

 治水計画の根拠となる利根川の基本高水(200年に1回の大雨で基準地点を1秒間に流れる水量)について、見直し過程で算出の根拠を確認できないことが分かり、同省は省内で再試算した「2万1100立方メートル」という数字について、学術会議に検証を依頼。6月に「妥当」との回答を得た。この数字は利根川で戦後最大の洪水となったカスリーン台風(1947年)時の流量が基にされている。

 しかし関東地整はこの回答が出た直後、八ッ場ダムを中心とする進行中の事業を進めることで達成可能な「1万7000立方メートル」を目標と設定した。谷教授がその根拠をただしたところ、国交省は「2万1100立方メートルの洪水対策は今後20?30年間では不可能」と回答。谷教授は「これで予断なき検証と言えるのか」と批判する。

 2万1100立方メートルから差し引かれた流量はどのように算出されたのか。国側は「カスリーン台風時は上流部で氾濫などがあり、基準地点の流量が相当減ったと推定される」と説明する。分科会のヒアリングに招かれた大熊孝・新潟大名誉教授(河川工学)は「そのような大規模氾濫を記録する資料はない」と指摘。「2万1100立方メートルの水害に備えるならば、新たにダムを10カ所以上造らなければならない。ダムに頼らない治水を目指すべきだ」と話す。

 五十嵐敬喜・法政大教授(公共事業論)は「川辺川ダム(熊本県)などでは賛否双方が公開の場で議論したが、今回の検証過程は市民の目が入っていないことが問題だ」と指摘する。【樋岡徹也、奥山はるな】

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 公明党は18日、東日本大震災の復興財源を捻出するため、政府・与党が盛り込んだたばこ増税を容認する方向で調整に入った。一方、民主党は復興財源を確保するために発行する復興債の償還期間について、公明党の主張に沿って期間を延長。「10年間を基本」とする政府・与党案を「20年程度」にまで延ばす案を検討している。11年度第3次補正予算案を巡る与野党協議は民主、公明両党が歩み寄る形で進んでいる。

 複数の公明党幹部は18日、「たばこ税を除外すると、その分、所得税などを積み増さざるを得なくなる」として、たばこ増税を受け入れる意向を示唆した。同党内では当初、葉タバコ農家への影響を考慮し、慎重意見もあったが、「他に適当な財源がない」「健康面でも望ましい」との声が大勢を占めた。

 一方、民主党の前原誠司政調会長は18日、国会内で自民党の茂木敏充政調会長と会談し、復興債の償還期間を「20年程度」に延長する考えを打診。自民党は建設国債の償還期間(60年)に準じた償還期間にすべきだと主張しており、茂木氏は「話にならない」と拒否した。前原氏は同日、公明党の石井啓一政調会長とも会談。償還期間を15?20年に延長する公明党案について「意向に沿える」と述べ、前向きに検討する意向を伝えた。前原氏は自民、公明両党の政調会長と20日に会談し償還期間を再提示する。

 政府・民主党は、公明党の要望に応じて学校耐震化や中小企業向けの融資の増額など3次補正を約1360億円積み増すことを決定。公明党配慮の姿勢を鮮明にしている。復興債の償還期間とたばこ増税で民主、公明両党の足並みがそろう見通しになり、与野党協議が大きく進展する可能性も出てきた。【野口武則、岡崎大輔】

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